2010年09月19日

臓器提供のニュースを見て思うこと

15歳未満の小児からの脳死臓器提供を可能にする
改正臓器移植法が施行されて2ヶ月。

臓器提供を受けた人の喜びの声。

臓器提供を待っていたけれど、
間に合わず亡くなってしまったお子さんの話。

色々と、臓器提供に関する話題がクローズアップされています。

が・・・。

最近は、あまりにも、貰う側の気持ちが優先で、
脳死側の気持ちはまったく無視!
そればかりか、
臓器提供を促進するような、
推奨するような記事が目立ちます。

病気で、最後の手段として臓器提供を待っている側の気持ちと、
ある日、突然脳死を宣告された側の気持ち。

ある意味、同じではないでしょうか。

脳死宣告をされた側だって、何らかの助かる手段を講じたいし、奇跡を待ちたい。

「小児からの臓器提供はゼロ」
なんていう見出しの記事がありました。

脳死ですと言われても、簡単に諦めて、臓器提供を申し出る・・・
そんなことが頻繁に起こることのほうが異常だと思うのです。


突然子供が脳死になり、
臓器提供の話を受け、提供を承諾したとすると、
わが子の体がパーツのように切り刻まれ分解される・・・

私には考えられない。

脳死になったのが、自分だったら、また考えも違うのですが。

なので、臓器提供の問題に関しては、
消極的に賛成ですが、

貰う側の声だけが声高に伝えられている現状は、ちょっとオカシイ。

脳死に至った子供の奇跡を信じて、
頑張って面倒を見ている親もいるのですから、
もう少し、言葉や、言い方、人に対する感情・・・
気を遣って欲しいと思うのです。

そして、情報が少なすぎる中、
ただ臓器提供することだけが「良」のような情報公開もオカシイ。

移植を受けた方が、
一生、大きなリスクを伴うことは、殆ど情報が提供されていません。

臓器提供を推奨する前に、
その後の経過の追跡、統計的なもので十分だと思います。

臓器提供をするか、しないか・・・と言うことを考える私たちに、
情報が欲しいですね。

臓器提供を待てずに亡くなってしまった子は、
可哀想ですし、ご両親も気の毒ですが、
決して、被害者ではないはず。

ニュース記事で感情に訴え、
被害者感情をクローズアップするのは、
個人のブログではないのですから、
控えるべきでは?と思います。





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Posted by shi at 22:41│Comments(2)独り言
この記事へのコメント
この臓器提供の話題だが、

差し出す側の気持ちを、注目しない様に、

取り上げない様にしている様な気がする。

まぁ、何の話題であれ、大事なのは、

視聴率であり、新聞等の売上ですから。

オモシロ、オカシクする時は、しますから、

100%真実だと思い込まない事です。
Posted by 激人 at 2010年09月20日 21:16
激人さん♪

こんばんは。

そうですね。思い込まないこと・・・必要だと思います。
ただ、面白おかしく・・・書いて良いこと、いけないことは、区別してほしいな・・・と。最近のニュース記事を見て、私のような素人のブログではないのですから・・・と思いました。

コメントありがとうございました(^^♪
Posted by shishi at 2010年09月20日 23:27
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臓器提供のニュースを見て思うこと
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